電車車掌
鉄・軌道事業について
広島電鉄の路線電車は広島市、廿日市市などを中心に、1日あたり約15万7千人のお客様に、ご利用頂いております。この1日当たりの輸送人数は日本一(※)であり、路面電車では車両数も含め国内最大規模となっております。昨今はバリアフリー化、LRT(低床式車両)の導入を推進し、「電車まつり」「七夕電車」「クリスマス電車」などの多様なイベントも企画。恒例行事として地域に浸透しています。
※「数字で見る鉄道2017」より
キャリア形成
-
【電車車掌】
宮島線および市内線の車内において、車掌業務(両替、集札、旅客対応業務など)に携わります。 -
【電車運転士】
車掌を数年経験後、電車を運転するための資格を取得し、運転士となります。 -
【管理者・責任者】
各営業所の責任者として、運行管理、車掌・運転士の仕業の管理を行います。
車掌への道のり
入社後は、広島電鉄の社員としての心構え、行動規範、当社の就業規則や労働協約についての講習があります。それらが終わると、実務に関する座学があり、主に乗務に関する接客知識、異常時への対処方法などを約1週間かけて学びます。座学講習が全て終わると、先輩社員とマンツーマンで乗務教習に入ります。研修期間は市内線で1~2ヶ月、宮島線で2~3ヶ月かかります。乗務教習後の試験に合格すれば、晴れて単独乗務となります。
1日の流れ
出勤
- 今日の仕業の確認
- つり銭や乗車券の準備
- アルコールチェック、身だしなみを整える
点呼
- 健康状態、アルコールチェックについて報告
- 携行品、身だしなみの確認
- 運行状況などについての確認
日常点検
- ドアの開閉やドア付近のセンサーが正常に作動するかの確認
- ブザーが鳴るか、整理券の発行機が動くかの確認
- 手旗などの車内の備品の確認
乗務
- 小まめに休憩を挟みつつ、安全運転
点呼
- その日の運行について報告
退勤
- 次の出勤の仕業確認