ごあいさつ
平素より広島電鉄をご利用いただきまして、誠にありがとうございます。
昨今の急速な社会情勢や人口動態の変化、気候変動などにより、公共交通に求められる役割が多様化しています。私たちは、安全性や利便性の向上、環境への配慮、地域との連携を重視し、今後とも持続可能な公共交通の実現に努めてまいります。
鉄軌道事業では、昨年度、全国で初となる路面電車の広島駅ビル2階への乗り入れや、駅前大橋ルートおよび循環線の開業を果たし、多くの皆さまにご支持いただける成果を収めることができました。これからも、すべてのお客様に快適にご利用いただけるよう、超低床車両の増備や駅・停留場のバリアフリー化を推進しています。また、安全運行を最優先に、レール交換や変電設備などの電気施設整備、信号保安設備の更新、車輪交換や制御器など車両機器の更新工事を着実に実施し、保安度の向上に取り組んでいます。さらに、安全を支える係員に対しては、定期的な教育・訓練に加え、管理者による添乗や立哨などを通じて基本動作の徹底と安全意識の向上を図ってまいります。
自動車事業では、安全・安心なサービスをお届けするため、これまでに構築してきた ICT を活用した運行管理体制をさらに発展させてまいります。点呼の確実性を一層高めるとともに、管理者と乗務員の双方向コミュニケーションを強化し、現場全体の安全意識向上につなげてまいります。今後も「安全はすべてに優先する」という理念のもと、従業員一人ひとりが主体的に安全文化を育むことができる環境づくりを進め、お客様に安心してご利用いただけるサービスの提供に全力で取り組んでまいります。
本報告書は、鉄道事業法、軌道法及び道路運送法に基づき、2025年度の輸送の安全確保に資する取り組みを自ら振り返るとともに、皆様に広くご理解いただくために作成いたしました。 「安全と安心」を使命とし、全社員一丸となって取り組んでまいります。
本報告書をご一読いただき、当社の安全への取り組みをご理解いただきまして引き続き、電車・バスをご利用いただきますようお願い申し上げます。
2026年7月
代表取締役社長 仮井 康裕
