電車・バス乗務員制服のリニューアルについて
2025.7.10 掲載
広島電鉄株式会社では、2025年8月3日の駅前大橋ルート開業合わせ、電車、バスの乗務員の制服を 30 年ぶりに刷新いたします。
広島を訪れる国内外のお客様をお迎えする当社の顔として、新たな一歩を踏み出します。
近年の社会環境の変化に対応し、より快適で機能的な制服へと生まれ変わらせるため、社内から有志メンバーを募り、コンセプト策定から企画について社員自らが主体となって制服開発に取り組みました。
また、広電グループ(備北交通株式会社、エイチ・ディー西広島株式会社、芸陽バス株式会社)も含めて、制服のリニューアルを順次予定しております。
今後も広電グループでは、新たな制服でお客様に快適な移動手段を提供するとともに、持続可能な社会の実現に向けて、グループ一丸となり様々な取り組みを推進してまいります。
着用開始日
2025年8月1日(金)対象
運転士、車掌、駅務員などの運輸系の現業に従事する従業員コンセプト
Change for Sustainability ~歴史と伝統を大切に、持続可能な成長へ~当社の歴史と伝統を継承しつつ、時代の変化に柔軟に対応する姿勢を制服に表現しました。
- 企業価値の向上
伝統の継承として広電らしさの要素であるコーポレートカラーを取り入れつつ、お客様への おもてなしに相応しい洗練されたデザインに刷新しました。 - 社会環境の変化への対応
気候変動に対応し環境に配慮した素材を使用するとともに、多様性を尊重したデザインを採用しました。 - 社員満足度の向上
実際に着用する社員の声を反映し、動きやすさと快適さを追求しました。 軽量で伸縮性のある素材を使用し、長時間の勤務でも疲労を軽減する工夫を施しました。 また、家庭での洗濯を可能にすることで日々の手入れの負担を軽減しています。
デザイン
デザインはノーカラーのスーツスタイルを基本としております。これまでのダークグリーンから、上品でモダンな印象を与えるダークグレーを基調にカラーリングを変更しました。
男女の区別がないジェンダーレスデザインを採用し、多様性への配慮を反映しました。

特徴
- ジャケットは、襟元とポケットにブラックを配色して引き締まった印象を与えています。
- ベストはオールシーズン対応の設計。夏は涼しく、冬は防寒性を高めるアイテムとして活躍します。ポケットを3つ設置し、機能性が向上しました。
- シャツは、シルバーグレーのミニチェック柄にネイビーの襟元とグリーンテープを配色。ノーネクタイでも引き締まった雰囲気を演出します。
- 素材は軽量かつ伸縮性に優れ、長時間の勤務を快適にサポートします。さらに家庭での洗濯が可能で、日々の手入れも簡単です。また、環境に配慮し、再生素材を一部に使用しています。
デザイナー
西 徳子氏経歴:マロニエファッションデザイン専門学校卒業
1995年株式会社ナカヒロにて企画開発室デザイナーとしてスクール、ビジネスユニフォームのデザインに携わっている。
現在まで、スクール、運輸・化粧品・金融・サービスなど、さまざまな業界の制服デザインを多数手がけている。
制服着用ルールの見直しについて
①ネクタイの着用を通年任意とします。②夏季期間において、乗務中の制帽着用を任意とします。
③夏季期間において、革靴以外にも暗色系カジュアルシューズを着用可能とします。
※夏季期間…4 月 1 日~10 月 31 日
着用終了する制服の活用について
着用を終了する現行の制服について、リユースおよびアップサイクルする取り組みを検討中です。持続可能な成長に向けて、環境保全と資源の循環利用を推進してまいります。